標準出力に文字を出力してくれるprint関数は、開発を行うときにデータの確認やデバックなどでよく使います。今まで意識して使わなかったのですがprintのデフォルトは改行されます。ふとした時に、出力されたデータが改行されていて見ずらいなと思ったので、pythonのprint関数で改行しない方法について調べてみました。
この記事ではprint関数を使って「改行する方法」、「改行しない方法」、「後ろにカンマを付ける方法」をサンプルソースを使いながら説明していきたいと思います。
対象レベル
Pythonの環境設定が整っており、Pythonの基本構文が理解出来ること。
詳しくは「【Python入門】〜初級編〜環境構築・基本構文まとめ」にまとめてあります。興味のある方はご覧ください。
通常のprint
まず初めにでデフォルトの「print」から説明します。
print関数は引数に文字列または数字を入れる(配列等も入れれますが一旦置いておきます)とその文字列をコマンドラインの標準出力に表示してくれます。
print(文字列 or 数字)
試しに以下のサンプルソースを使って「猫」、「蛇」を表示してみます。
下の画像が実行結果となります。この場合は「猫」、「蛇」が改行されて出力されています。

改行しないprint
次は改行しない方法ついて説明します。
実はprint関数は引数を指定して末尾の文字列を指定できます。
先ほど説明した、デフォルトの場合は末尾に改行が設定されていたということです。
今回は改行をしたくないということなので末尾に空白を設定します。設定方法はこんな感じ
print(文字 or 数字, end='')
この場合は末尾が空文字なので改行されず「猫」と「蛇」が一列で表示される想定です。
そして実行した結果が以下になります。正しく「猫蛇」と一列で表示されています。

こんなこともできます
先ほどは、「end」に空文字を設定しましたが、他の文字も設定することが出来ます。
例えばカンマを設定するとCSV形式で出力することもできます。
print(文字 or 数字, end=', ')
実際に動かした結果が以下になります。上のソースではカンマの後にスペースを追加しているので「猫, 蛇, 」と表示されます。
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まとめ
標準出力に文字列を表示たい場合はprint関数を使う
「end」は末尾に表示したい文字列を設定することができる
「end」に空文字を設定すると改行しないで文字列が表示できる