【Python】sleep関数を使って処理を停止する・繰り返す

Pythonプログラムを使ってWebにアクセスする場合など、あまり高速に処理し続けると問題になる場合があります。通常プログラムは先頭から順番に逐次実行されていきますが、sleep関数を用いることで処理を一時停止することができます。さっそく使い方を確認していきます。

sleep関数を使って処理を一時停止するサンプル

sleep関数自体は、Pythonの標準モジュールのtimeに実装されていますので、特別に新しいモジュールのインストールなどは不要です。サンプルで動作を確認してみます。

サンプルの実装です。datetimeは実行した時間をnow()で確認するために使っています。sleepの単位は秒になっているので、1行目と2行目の間で処理を約1秒待っています。

実行結果です。間で1秒ほど停止していることが分かるかと思います。

sleep関数で処理を停止することが出来るので、for文などと組み合わせることで処理を一定間隔で実行することができます。サンプルで動作を確認してみます。

サンプルの実装です。ここでは実行回数と時刻を表示するだけの関数function()を複数回実行します。for文を使っていて、書く実行の間で0.5秒停止しています。

実行結果になります。0.5秒間隔で5回処理が実行されました。時間の精度はそこそこということが分かるかと思います。

sleep関数は処理を一時的に止めるなど、いろんなプログラムで部分的に使うことがある関数です。高速な処理や外部の実行を一定時間を待つ必要があるプログラムで、簡単に処理待ちを行うことができます。一度使ってみてくださいね。