Pandasの利用方法を説明している記事など、多くのデータはファイルから入力していました。一方でプログラムを実行する端末やJupyter notebookから、ユーザの入力を直接受け取ることもあります。
こちらの記事では、基本的なinput関数を利用して、入力を受け取る流れについていくつかの例を見ながら解説していきます。
input関数を使って入力を受け取る
input関数は特にモジュールなどをインストールすることなく標準で利用することができます。まずは最も簡単なサンプルソースから見ていきます。
サンプルソース
サンプルの実装です
「入力してください」という表示に続いて端末から文字を入力し、結果を x に格納してprintで出力しています。
実行結果
実行結果を見てみます。「入力した文」という端末で入力した文字列がそのまま出力されました。
input関数を使って数値などを受け取るテンプレート
次に数値を入力したり、競プロのように複数の数値を受け取る場合のテンプレを見ていきます。
サンプルソース
サンプルの実装です。入力した文字列をint()を使って数値に変換します。ここでは安全のためにtry-exceptを利用して例外処理を書いています。
実行結果
実行結果を確認してみます。数値を入力した場合と、文字列を入力した場合を確認しました。
サンプルソース
次に複数の文字列を受け取った場合を考えてみます。3つの値を入力する例です。本来は上の用にtry-exceptを被せるといいのですが、ここでは簡単な記法を使っています。
実行結果
実行結果になります。3つの値が変数 x、y、z に入力できました。
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いかがでしたでしょうか。文字列の入力や変換はテンプレート的にいろんな場所で使うことがありますので、一度動作を確認してみてくださいね。