今回は、数値から文字列に型を変換する方法について説明していきたいと思います。
この記事では、受け取った引数を文字列に変換してくれる「str」関数についてサンプルソースを使いながら説明していきたいと思います。
サンプルソースを読むうえで理解しておきたいこと
基本的にこの章の内容は読み飛ばしてOKです。サンプルソースでわからないところがあれば参照してみてください。
str関数の使い方
「str」関数の使い方は簡単です。引数に文字列変換したい値を渡してあげればOKです。
下のサンプルソースでは「type」関数を使って型を調べています。
1行目の「type(1)」では数値である「1」を渡しています。
2行目は1行目と違い「type」の引数に「str(1)」を渡しています。つまり、数値である「 1 」を文字列に変換しています。
実行結果は以下になります。1行目の出力結果は数値なので「int」、2行目は文字列に変換されいるので「str」になっていますね。

str関数の実用例
この章では、なぜ型変換を行わないといけないのか具体的に説明していきます。
NGな例(なぜ、文字列へ変換するのか)
手っ取り早く、うまく動かない例を見せたほうがいいとおもうのでNGなサンプルを用意しました。
以下のサンプルソースは実行した場合、エラーになります。
ぱっとみ「結果は1」と表示してくれそうですが 文字列を連結するところでエラーが発生します。
それでは、実行してみます。

エラーの内容を確認すると「文字列と文字列(数字ではなく)のみ結合可能です」といったエラーが出力されます。
TypeError: can only concatenate str (not "int") to str
変換してあげましょう
文字列と数値を結合することはできないので数値を変換してあげます。
改良したサンプルソースが以下になります。
「1」を「str」関数に渡してあげてから文字列を結合しています。
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実行するとエラーは発生せずに「結果は1」と出力されます。

まとめ
数値から文字列へ変換する場合は「str」関数を使う
変換する理由は、文字列と数値を連結することが出来ないため