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【Python】import文のasの使い方

はじめに

pythonの開発を行っていて、importの後にある「as」についてよくわからなかったのでまとめました。調べてみるとasを使うと別名で定義してモジュールを使うことが出来るようです。

この記事では、import asの使い方についてサンプルソースを使いながら説明していきたいと思います。

対象レベル

Pythonの環境設定が整っており、Pythonの基本構文が理解出来ること。

詳しくは「【Python入門】〜初級編〜環境構築・基本構文まとめ」にまとめてあります。興味のある方はご覧ください。

通常のパターン

まず初めに、「as」を使わないでrandom関数を使ってみましょう。

「random」は乱数を返す関数です。詳しい使い方は以下にまとめています。

一旦は、乱数を返す関数なんだなぁくらいでいいです。

そして、以下のソースがサンプルソースになります。2行目の「 import random 」で「random」モジュールをインポートしています。

import random

実際に動かしてみると乱数がコマンドプロンプトの標準出力に表示されます。

sample_import.pyを実行

asを使う

次に本題の「as」を使います、先ほど別名で使うことが出来るとさらっと説明しましたが、以下のように「random」を「rand」で呼び出すことが出来ます。

今回はそこまで長くないモジュールをなのでしっくりきませんが、そこそこ文字数のあるモジュールを数文字で定義して使ったりします。

import モジュール名 as 別名

以下のソースを実際に動かしてみましょう。

正しく乱数が出力されました。

sample_import_as.pyを実行

ちなみに、asを使わないと

「random」を「rand」のままにして、「import」の後に「as rand」を付けないで実行するとエラーが起こります。

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実行結果が以下になります。

「’rand’ is not defined」と出力されています。要は「rand」なんて定義されていませんと怒られています。

sample_import_as_error.pyを実行
NameError: name 'rand' is not defined

まとめ

importの「as」を使うと別名で定義できる。

使い方は「import モジュール名 as 別名」

長いモジュール名を省略するときに使うと便利